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ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!



「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」

なんてわかりやすい邦題、そのまんまです。
1995年のサラエボ、米海軍のはみ出し者5人が、湖底に沈んだ第二次世界対戦時のナチスの金塊を捜して潜ります。
ダム爆破により沈んでしまったお宝眠る湖底の街はとてもノスタルジックで美しく、その出現シーンには高揚しました。
そこだけでももう一度観たい。
冒頭の掴みのアクションははみ出し者達らしく、ちゃんとド派手にやってくれますが、肝心の金塊奪取作戦は割と地味です。
何せ水の中なので、自由が効かなくスローだし、見てるほうも落ち着いてしまうのですが、ネイビーだから仕方ない。
ラストは安定の大団円、サラエボの現在があればこそです。
5人のキャラも、皆真面目で全然派手ではなく何だかいい奴ら、面白くはないものの、好感が持てます。
そんな中で、セクシー部門担当のスタンを演じるチャールズ・ビューリー、どことなくデヴィッド・ボウイを思わせるエキセントリックなハンサムで、これからも注目していこうかなと。
やはりイギリス的なお顔に弱い私です。
彼らの話せる上官にJ・K・シモンズ、相変わらずキレがよくてまたいい仕事してました。
続編あるならまた観ます!

ルージュの手紙



「ルージュの手紙」

フランス映画界のWカトリーヌ、ドヌーヴとフロの初共演作品はどうしても観ておきたくて、年明け早々に張り切って。
結果、今年のベスト3間違いないな、なんて早くも思ってしまうほど好きな作品に。
シネスイッチ館内は、往年のレアなドヌーヴさまの作品ポスターをざっくりと掲示。
感慨深い。
原題はヒロインの職業でもある「Sage femme=助産婦」、それを念頭に観ると、また違った何かを受け取れる気がするから、タイトルって大事だ。
74歳にして革のコート&ヒールにケリーのドヌーヴが素敵に貫禄で感動。
あの毛量が羨ましい。
髪の印象が40代頃となんら変わっていない。
歳を重ねても半端なく目映い存在だけれど、ヒロインはフロねえさん、リアル過ぎるほどリアルな中年女の姿を惜しみなく見せてくれる。
程よく脂肪のついた裸の背中のショットに気持ちがざわつく。
彼女の演じるクレール、50を迎え仕事も人生も変わりつつある中、数十年ぶりに突然現れた父の元恋人がドヌーヴ演じるベアトリス。
強烈なスパイスとしてクレールの生活を刺激し始める。
ドヌーヴの一挙手一投足から目が離せないし、久しぶりのオリビエ・グルメが全然変わってなかったり、パリ&ワインだったり、私にとっては見どころばかり。
加えて、絶妙な人物配置と心憎い演出でもって、過渡期を迎えた働く女の可能性や過去との向き合い方がひしひしと来る。
変わることや終えることをいつかはしないといけないんだよね、もちろんそれらを受け入れることの難しさは絶対にあるけれど、なんてわかりきったことを改めて反芻。
クレールの超絶ハンサムな亡き父のスライドと、遊びに来た息子の顔が重なるシークエンスは大好き、ときめいた。
ラストの、無人の壊れたボートはいろんな想像を掻き立て、今も思い出しても切なくて泣けてくる。
それにしても上映館が少なすぎる!

勝手にふるえてろ




「勝手にふるえてろ」

今年の初映画。
綿矢りささんの原作を今をときめく松岡茉優ちゃんで映画化。
26歳、非リア充女子の現実と脳内ワールドをこれでもかこれでもか、と。
うちにも同じくらいの娘がいるので、本当にこの感じわかる!
話し方もまるっきり同じで超リアルで笑える。
誰にも迷惑かけず普通に、むしろ地味に暮らしてはいるものの、プライド高くて変な理論持ってて今でも夢見てて勝手なことばかり妄想してて果てには暴走して結局優しい友達たちを振り回したりしてやっと落ち着く的な。
普通はこういうヒロインにはイラつくんだけど、彼女の心の機微がよく見えるように作られてるので、何だか泣けてくる、自分の若い頃とも重ねてしまうし。
ミュージカル仕立てで吐露するとこなんて、あーこの手法?と思いながらも切なくなりました。
霧島くんを演じた渡辺大知くん、表情でモテない感じをうまく出してて、でも時々かっこよく見えて、全然ナシじゃないとこがうまいなあ、と。
こんだけ出ずっぱりなのに、まったくブレずにヒロインを演じきった茉優ちゃんもすごいし、脇も思いがけずはいりさんだったり古舘さんに北村匠海くん、個性派揃いでちょっとお得な気持ち。

12月に観た映画

20111012

2017年も押し迫った今日「肯定と否定」で映画納め、今年のことは今年のうちに、紅白観ながらの投稿です。
内村色濃いな!五木ひろし若い!YOSHIKI大丈夫か?みなさま、良いお年を!

12月に観た映画

「オリエント急行殺人事件」

1974年のシドニー・ルメット版、デヴィッド・スーシェポアロのドラマ版(ミス・デブナムにジェシカ・チャスティン)、アルフレッド・モリーナがポアロの現代化版(結構好き)、日本でも野村萬斎がポアロ役の三谷幸喜版と様々なパターンで製作されてきたこの名作、まずこのケネス・ブラナー版の企画を聞いたときには喜び、キャストが公になる度に一喜一憂。
どんな形でもクリスティの「オリエント急行」が観たいから。
動き始めるオリエント急行テンション上がるし、ブラナー・ポアロはポアロではないけど、貫禄あってダンディで掴みはOK。
最初の感動ポイントは、ランチの用意でのキッチンのライブ感。
ルメット版の狭くて閉塞な車内と違って、なんと明るくて広くてゴージャスなオリエント急行なんだろう。
これはこれで楽しいと思ってしまったが、いざ事件がスタートするとどうにも乗れない。
謎が謎に見えない、いろんなことが軽くて白々しくて、案の定あっという間に解決編に。
圧倒的に不穏が足りない。
ラチェット、ドラゴミロフ公爵夫人やマックイーン、グレタ・オルソンの胡乱さが足りない。
ミッシェル・ファイファじゃハッバ-ド夫人には物足りない。
とはいえ、クライマックスの殺害シーンはやっぱり胸が詰まりました。
原作の持つ力。
何はともあれ、今また映画でクリスティ、
シリーズ化されそうですし、楽しみが増えたことは間違いないので、ありがとう!ケネス御大と心から感謝なのです。

「フラットライナーズ」

1990年に公開の同名作品のリブート。
私も観ているはずだけど、細かい部分はうろ覚え。
臨死で特殊能力が得られることがわかり、医学生たちが次々に体験、しかし恐ろしい副作用が現れ苦しむ彼ら。
副作用、めっちゃ怖い。こんなホラーな話だっけ?
そして最終的には都合よくいい話に。
ん~、安いぞ、展開。
エレン・ペイジが主役だったはずなのに、いつの間にかディエゴ・ルナが主導権を。
「ローグ・ワン」以来、ディエゴ・ルナの復活にときめく私なので、かなりおいしい作品でした。
なんだかなあ、というイメージの1990年版を改めて観てみたくなった。

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

スター・ウォーズは続きます。
それだけで充分嬉しいです。
過去作へのリスペクトをそこここで感じるたびに泣けるのですから始末に負えません。
今作もいろいろありました。
カイロ・レンのマスク案件、ルークの痩せたり戻ったり案件、ファズマがフィンに!案件、スノーク案件、ローラ・ダーン完全復活案件、キャラがポケモン案件などなど。
それゆえに面白い。
もはや年末の風物詩。
永遠に!

「肯定と否定」

アウシュビッツのホロコーストはなかった、とする「ホロコースト否定論者」アーヴィングに名誉棄損で訴えられた、ホロコーストの著書を持つユダヤ人歴史学者デボラとの係争。
1996年の実話がベースとのこと、そんな裁判があったこと、ホロコ-ストを否定する人たちがいるなんていうことも初めて知った。
裁判はアーヴィングが自分の存在を世に知らしめる売名行為、受けて立つこと自体が相手の思うつぼと知っていながらも巻き込まれざるを得ない事情、訴えられた側が立証責任を負うという英国の裁判の特殊さ、被告・当事者のアウシュビッツ生存者でさえも証言させないという裁判手法、地味ながらも興味深いシークエンスが続き法廷ミステリ好きの興味を掻き立てる。
アーヴィングの日記、家庭、差別発言の描写がリアルで、演じるティモシー・スポールの狡猾な表情はさすがの一言だ。
対するトム・ウィルキンソン演じるランプリング弁護士の真摯で人間性溢れる演技もこれもまた敬意に値する仕事。
レイチェル・ワイズももちろんのこと、役者が全員素晴らしい。
ただの裁判劇ではない、自らの弁護団に対しての疑心と最後まで読めない判決にヒロイン同様に焦燥する観客、どっと疲れるがそれも醍醐味だった

10月に観た映画



それぞれに楽しめるボイント高めの作品ばかりでした。
特に「ゲット・アウト」は大好きなドメスティック・スリラーで大満足。

「僕のワンダフルライフ」

敬愛するラッセ・ハルストレム監督作品。
5回生まれ変わったワンコのベイリーのお話。
彼は最初の飼い主で親友のイーサンが大好き。
生まれ変わるたぴにいろんなご主人に仕え、その度違う生活を送るのですが、決して彼を忘れない。
ベイリーはどんな境遇に生まれ変わっても前向きだし、決して悲しいお話ではないのに、一途で真摯なベイリーに、場内すすり泣きの渦。
最後は私も泣きました。
以前よりライトな仕上がりが多くなったけど、ハルストレム作品はやっぱり好き。

「ドリーム」
1960年代、NASAで宇宙開発に携わったアフリカ系アメリカ人女性の奮闘と成功の物語。
白人用黒人用と何もかもが別々の時代、差別の色濃さは所々に見てとれますが、くだんの女性達は皆おしゃれで誇り高く前向き。
天才的とも言えるほどの彼女達の理系能力が周囲を唸らせるシークエンスは観ていて壮快。
実話ベースだけに彼女達を取り巻く理解者達も魅力的に描かれています。
名作「ライトスタッフ」と同じマーキュリー計画にまつわるお話なので、より楽しめました。
キルスティン・ダンスト、久しぶり!

「女神の見えざる手」

銃規制法案可決に向けて根回しや世論操作を行う、天才ロビイストのお話。
聞いたことあるけどよくわかってないロビイストなる職業の実態がスリリングに描かれてますが、テンポ早すぎて結局あまり咀嚼できてないです。
ロビー活動と裁判とヒロインの私生活、時系列の行き来も目まぐるしく、ぼえっと観ていると置いてきぼり。
とはいえ、いくつかのどんでん返しには「おお!」と唸ったし、ヒロインのジェシカ・チャスティンはクールで美しく病んでいて、その熱演には引き付けられました。

「ゲット・アウト」

クリスとローズは黒人と白人のカップルで超ラブラブ、週末彼女の郊外の実家に遊びに行くことに。
黒人の自分を歓迎してくれるローズの家族にほっとするクリスだけど、使用人の黒人二人の様子がおかしい。
徐々に明らかになるローズの家の異常なムード。
それがじわじわと怖い、面白い!
通常の人種差別とは一味違う真相は、わかるようでわからない不思議な顛末。
こういうこじんまりした家族のサスペンスが大好きなので本当に楽しめました。
久しぶりにキャスリーン・キーナーを堪能。

8月9月に観た映画

1 (2)

あっという間に10月!
冬が来る前の一番いい季節になりました。

8月9月に観た映画

「ユリゴコロ」
沼田まほかる先生のイヤミス名作を映画化。
血の苦手な人には絶対おすすめできません。
首を傾げる展開多しですが、マツケンと佐津川愛美ちゃんが最高によかった。

「ベイビードライバー」

working titleプレゼンツ、ニッチな名曲に乗せてのカーアクションと恋模様、面白かったけどオフビートゆえの居心地の悪さも。
QUEENの使われ方がすてき。
Brighton rock!

「エイリアン コヴェナント」

「エイリアン」シリーズのはじまりのはじまり、「プロメテウス」に続き難解。
怖さよりも映像の美しさが残る。

「三度目の殺人」

観てる間は意味深長でどのシーンも手に汗にぎりしめてたけど、うーん、消化不良。
俳優さんは皆素晴らしい。

「新感染」

韓国映画はゾンビでさえも、太刀打ちできない完成度。
面白いです。

「Elle エル」

大好きなイザベル・ユベールを堪能。
リアルすぎる、今を生きる悪女に恐れ入るばかり。
パリやお洋服やインテリアも見どころ。

「お前はまだグンマを知らない」

ケンミンショーの群馬スペシャルみたいだけど面白かった。
主演の間宮祥太郎くんはなんでもやる人だから大好きです。

「ライフ」

もうひとつの「エイリアン」、どこか懐かしくて全うなSF、好きです。
キャストが素晴らしくて、真田さんもメインで熱演、画になる面構えでした。


ボンジュール、アン




名作「リトル・ロマンス」から40年、いくつになってもダイアン・レインはクール。
でもって、大好きなライトなロードムービーです。
「運命の女」で再ブレイクしてから、コンスタントに良作に出演してくれていますが、「理想の恋人.com」とか「最後の初恋」とかプライベート感ただよう役柄が特に好きです。
今回のお相手の男性は、一見ときめきとは程遠い普通の中年男性なんだけど、徐々にフランス男の本領発揮、楽しみ方を心得ていて女性を飽きさせない手練手管の持主。
がっつり恋に落ちるわけでもなく、適度な距離感がずっと続くのがこの作品の良いところ。
カンヌ、プロヴァンス、リヨンとパリに向かうまでの風光明媚なロケーションと美味しいごはんとワイン。
女性の心を鷲掴みにする川辺でのいきなりピクニックも盛り込まれ、ゆるやかな時が流れていきます。
多少の間延び感も唐突感もありますが、疲れた心に響く、人生を楽しもうよのメッセージ。
80歳にして監督デビュー、F・F・コッポラの妻エレノアさんの余裕があちこちにちりばめられた作品です。

おとなの恋の測り方




何も前知識なく観たほうが楽しめるかなと思うのですが、チラシとかでもおわかりの身長差カップルのお話。
舞台はマルセイユ、何もかもがセンスあふれる設い、風景もインテリアもお洋服も。
それだけでも楽しめるのですが、ジャン・デュジャルダン演じるアレクサンドルの魅力が炸裂、完全に虜になってしまいます。
あの笑顔、語り口、立ち居ふるまい、彼だけの持つ色香。
私なら即入籍しますけど、アラフォー女子だといろいろ悩めるよね、ヒロインのディアーヌことヴィルジニー・エフィラも魅力的。
ディアーヌの同僚がアレクサンドルを「かわいい!」と子供のように扱うするのに対して、彼女はアレクサンドルを男として見ているから真剣に悩む、それがわかるからアレクサンドルもディアーヌに愛を捧げるのだと思うのです、リアルです。
実はもっと重いテーマを抱えている作品でもあるのですが、私的にはとにかく本物のパートナーを求めるアレクサンドルの自分を偽らない真摯な姿と、時折見せる切なさに恋してしまいました。
ジャルダンはほんとにええなあ!

6月に観た映画




本当に辛口ばかりで申し訳ないです、個人の感想です。

「ローガン」

X―MENシリーズウォッチャーとしては観ないわけにはいかなかったけど、ほんとはこんなの嫌だ。
ローガンことヒューたまのエイジング、卒業を違和感なくたっぷりの寂寥をもって描いているが、愛するたくさんミュータントたちの扱い、チャールズの末路など私は納得いかないよ。
世代交代、一から仕切り直しなのかもしれないけど、やっぱり納得いかないよ。

「22年目の告白 ―私が殺人犯です」

韓国映画「殺人の告白」のリメイク。
プロットはとても好きで日本版が楽しめたので、後からオリジナルも観て、唸りました。
すげーな韓国。
サスペンス度が、アクションが、キャストの力が違いすぎる。
圧巻の映画力。
刑事役チョン・ジョエンか!って感動したり、は置いといて。
犯人像、ラストの扱いはどっちが好きかは分かれるところだと思います。
私も日本版の構成とオチは悪くないと思います。
意外性があるし、猟奇性際立つし、真犯人の心の闇わかりやすい。
ただ本当にキャストが残念だし、スケール感がまったく。
肝心のカミングアウトも薄くて残念なんだ。
これが日本の映画なんだよ~、と言われればそれまでですが。

「TAP the Last show」

水谷豊監督主演のタップダンス映画。
タップの映画は大好きなグレゴリー・ハインズの一連の作品をイメージしてしまって観るしかないんです。
オーディションの持久戦タップ、ラストの清水夏生さんのタップはワクワクするシークエンス。
とはいえ、映画そのものは1980年代に横行していたチープな邦画の再現、とことん昭和。
ここまでレトロな映画ってある意味、別の次元の力を感じさせてくれます。
水谷豊様ってすごいんだな。

「ジーサンズ はじめての強盗」

マイケル・ケイン84歳、モーガン・フリーマン80歳、アラン・アーキン83歳。
恐るべきオーバー80の演技と存在感。
それを確認できただけでも意味のある作品。
本当にすごい3人、大好きだ。
突っ込みどころありすぎてもはやファンタジーに近いんだけど、そこはもう3人ありきで。
私が一番驚いたのは、アン・マーグレット。
誰?このマダムは。
全然わからなかったけど、エンドクレジットで判明。
お直しがすぎて別人になってしまってたけど、大好きなアン・マーグレット。
ああ、現役なんだ、と嬉しい気持ちに。
「バイ・バイ バーディー」と「TOMMY」をまた観たくなった。

5月に観た映画 ➁




「スプリット」

多重人格モノもマカヴォイくんも大好き、しかもシャマラン監督なので見逃せなかった一本。
23人の人格を持つケヴィン、マカヴォイくんの演じた8人はさすがのなりきりっぷり。
彼ならもっとたくさんの人格やれたと思うので、もうちょい見せてほしかった。
24人目の新人格があんな風で、物語があんなテイストにシフトしていくとは思っていなかったので、これはこのまま終わったらちょっとなあ、と半信半疑で見守っていたが、最後の最後嬉しいショットが。
シャマラン作品の中でも大好きなあの作品に続いていくとは思いもかけないサプライズ。
それにしても長い前ふりだった。
やはり私的に多重人格ドラマの白眉は、ジェームス・三木先生脚本、大竹しのぶ主演の「存在の深き眠り」なんだ、いまだに。

「メッセージ」

宇宙船の造形がとても好きだし、エイミー演じる言語学者ルイーズの設定も切なくて引き込まれたが、独特のおごそかなテンポでちょいちょい寝てしまいそうに。
中盤、時系列が普通じゃないことに気がついてからは、理解したい気持ちが沸いてきて、頑張って集中。
挿入されるルイーズの回想の意味と、「その選択しますか?」という問いかけに泣かされた。
彼女の序盤の佇まいが後から効いてくる。
ヴィルヌーヴらしい静謐な雰囲気と仰々しい音楽は好みだが、ステロタイプの世界情勢とかあのエイリアンのビジュアルは正直残念感があった。
観賞後に友達と伏線収集飲みで、3000年問題についても大いに盛り上がったが、ロジックの部分は完全には消化できないまま。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

捨て鉢な便利屋リーを演じるケイシー・アフレックのリアリティったら。
ただのダメ男ではない厭世感がすごい。
彼は一体何ゆえこんなになってしまったのか、怖々見進める。
兄の死で戻らなければいけなくなったタイトルでもある故郷の風情がたまらない。
私好みのシャビィなバイ・ザ・シーだ。
それだけでも観た甲斐があった。
明らかになった彼の過去はこれ以上ないほどの悲劇だった。
これはもうどうにもならないなあと思ってしまった。
彼の周りのいろんなことが変わっても、彼が変わることはできない、変わろうとしても無理だ。
私ならきっとそうだし、物語の中の彼もそうだった。
その結果に安堵した。

「ちょっと今から仕事やめてくる」

想像はしてたけど、ストレートでわかりやすくあまりにもベタな人間ドラマ、こんなに思った通りに進んでいく映画久しぶりに観た。
土日しっかり休めるんだから、ブラック企業ではないんだろうけど、ブラック上司に当たってしまった真っ直ぐで曇りのない青年を工藤阿須加くんが好演。
俳優らしからぬ素直な魅力がこの映画の全てかな、福士くん演じる謎の友達でなくても励ましてあげたくなる。
身近な問題で、自分だったり我が子だったりを投影できる映画というのはどんなに突っ込みどころ満載でもやはり心に響くようで、就活中の娘も含め場内すすり泣きの渦。
私もちょっと泣きました。

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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
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大好きです。

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