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齋藤工監督作品。
シネフィルとしてのこだわり、人柄、人脈、ユーモア、彼のワールドが見えました。
最近、展開はどうあれ「丁寧な」映画に惹かれてしまう傾向にあるのですが、この作品にもそれを感じました。
実話を基にしているというある家族のお話。
冒頭の葬儀受付のくだりが、松岡茉優ちゃんの佇まいも含め、既によかった。
妙に笑えましたが、あれも実話なんだろうか、気になります。
借金と煙草を置いて姿をくらました父との13年ぶりの再会、残された家族の辛いエピソード、よくある話と思って観ていると、タイトルバック挿入後の後半、あんなにコンパクトな中で、様々撹拌されるとは思ってなかったので新鮮で、冒頭の掴みの部分が笑いだけではなく、しっかりと伏線だったことにもドキリとしました。
葬儀ものは伊丹作品の「お葬式」以来、どうしても既視感を持ってしまうのですが、やはり面白いのです。
主演の高橋一生くんは、この役彼のためにあるな、というくらい瞬きさえもしっくりうまく演じていて、リリーさんはいつものありのまま感。
神野三鈴さんを母親に据えたのも説得力があり、事故からの腫れ上がった顔に化粧をして夜の仕事に出かけるシークエンスは強烈。
夫の去就に関する彼女の気持ちは説明もなく、画面から推し量るしかない、それが通用する女優さんです。
監督ご本人が演じた兄の役、少ない台詞と出番がこの物語の肝になっているように思え、一番残っています。
ほぼアドリブだという弔辞のくだり、完全に狙ってのことだと受けとって、あざとさも楽しみました。
取立て人の参列、これも実話なのかまた気になります。
ある意味豪華な脇のキャスティングは見どころとも言えるのですが、そこに残るひっかかりを排除した形でまた次の作品を観たいなと思うし、ポテンシャルこんなものではないなと信じられるので、次にも大きな期待をしてしまいます。
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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。

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