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「嘘八百」「祈りの幕が下りる時」



1月はTohoシネマズのマイルがたまって、1ヶ月間使えるフリーパスがもらえたので、せっせと使いました。
6本無料で観られたのでかなり得した気分。
6ポイントで1本無料というサービスは結構あると思うのですが、それにプラスして観た時間でマイルがたまり、特典に交換できるのTohoシネマズの嬉しいところ。
ミニシアター系も割と上映してくれるので重宝しています。
以下の2本もその恩恵で鑑賞。

「嘘八百」

ちょっと珍しい骨董コン・ムービー。
「百円の恋」の監督さんだというので期待。
中井貴一さんが小狡い骨董商小池、佐々木蔵之介さんが贋作陶芸家野田に扮し、贋作利休の茶器を高値で落札させようと画策します。
序盤、二人の出会いでもあるお蔵のお宝発掘の下りが面白く、何でも鑑定団的にワクワクしました。
骨董のうんちくを映画の中で聞くのも楽しい。
ここでの蔵之介さんが、何だか飄々とした佇まいで素敵、やはり色気のある俳優さんです。
小池には仕事のアシスタントである娘いまり、野田には引きこもりの息子誠治がいるのですが、その二人の交流がさりげなく描かれ、お互いに屈折した家庭に育った者同士のシンパシー、あざとい大人たちの中での二人は瑞々しく、とても可愛らしい。
達観した中にも優しさを醸し出すいまりを演じた森川葵ちゃん、本当にいろんな顔を見せてくれるので、「渇き。」から先、大好きな女優さん。
この作品で一番心に残ったのが彼女の存在感。
他にも、久しぶりに見たけど変わらない芦屋小雁さん、大好きな近藤正臣さん、安定の友近など、脇も地味に充実しています。
後半の利休の茶器の競りと顛末、もっと盛り上がるかと思いましたが、こじんまりした作りとなっていて私的にはトーンダウンしました。
ここは物語の胆なので、も少しエキサイティングであってほしかった。
最後にもうひと山仕掛けがあり、それはそれで嬉しかったのですが、もっとコンパクトに詰めてもよかったかなとも思います。
全体的に中盤から終盤にかけては緩んだ印象がありますが、良作です。
コン・ムービーは大好きなのでもっとたくさん観たいのです。

「祈りの幕が下りる時」

ドラマ「新参者」シリーズは丁寧な作りで好きですし、日本橋界隈には憧れがあるのですが、映画「麒麟の翼」がアレだったので、期待をせずに臨みました。
葛飾のアパートで滋賀在住の中年女性が変死体となって発見され、部屋の住人は行方不明。
滋賀と東京での懸命の捜査が行われる。
序盤のこのくだりでちょいちょい挟み込まれるテロップによる捜査状況の説明、もしや二サスの風がここにも?とハラハラしましたが、阿部ちゃん演じる加賀がメインになってくるとテロップは影を潜める。
じゃ、一時だけのテロップ攻撃は何だったんだ?とモヤモヤ、嫌な予感は募ります。
加賀の母の過去と同時に描かれる滋賀での出来事、徐々に明らかになる悲しい家族の秘密。
私とて鬼ではないので、観ている間は桜田ひよりちゃんと小日向さんの父娘の絆には泣きました。
二人ともうまいですし。
しかしここらへんから本格的にニサスの影。
本当に原作通りなのかと疑いたくなる有りがちな展開に涙も引いてしまいました。
ロケのスケールもなかなかだったし、明治座全面協力で松嶋さんも迫力の佇まいだったのですが、どうしても拭えない安さは危惧通り。
やはり、「相棒」同様、映画になると途端につまらなくなるドラマシリーズが多すぎます。
そこんとこ、どうかひとつ。

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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。

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