セッション




セッション

もしかしたら結末予想できるかも、なので、未見の方はご注意を。

ラスト10分間のカタルシス!2回観ましたが、2回とも震えました。「スクール・オブ・ロック」のラストのコンテストシーン以来です。ドラマーが大好きなので、冒頭のニーマンくんの練習のシーンから持ってかれたのですが、J・K・シモンズ演じるフレッチャー先生のケレン味ときたらどうでしょう。あの頭にあのハット、あの体にあのピタピタシャツにジャケット、存在そのものがすでに普通じゃないです。加えてコンダクト姿がキレ過ぎです。ニーマンくんを演じたマイルス・テラーも素晴らしい。あんな普通感なかなか出せないし、ドラムも巧いぞ。スタジオバンドのレッスンにもワクワク。光るホーン、チューニング、楽器を操る指先や息を吹き込む口元、演奏開始と同時に張り詰める空気、何もかもが魅惑的。「Whiplash」「Caravan」名曲。物語は進み、加速するフレッチャー先生のスパルタ、粉々にされるニーマンくんのプライド。正直もっともっと妄執的にいじめられ続ける、ある意味カルト的な作品なのかと思ってたら、意外と想定内。もちろん全編緊張に満ちてはいるし、驚きのエピソードも多々あるのですが、もっともっと欲しかったと思う私はスポ根漫画の読みすぎか?ドラム3人が交代で延々しごかれるシークエンスは見応えがありました。元コア・ドラマーのカールくんの神経質な感じが好きです、演奏スタイルも含め。そして訪れるニーマンくんのさらなる挫折と、ラストの「男の抗争」。フレッチャー先生は最初からそのつもりだったのか?リハしなかったのか?ニーマン!とかいろいろ疑問や突込みどころはあるものの・・・カメラワーク、J・K・シモンズの演技、マイルス・テラーの魂の演奏、すべてはこの10分のためにあったのかと、震えながら、うなづきながら、涙する私。いろいろどうでもいいや!もう1回観たいぞ、ラスト10分。でもって、楽譜隠したの、絶対に先生だよね?

★★★★☆

2015-24
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セッション from Some Like It Hot

■「セッション/Whiplash」(2014年・アメリカ) ●2014年アカデミー賞 助演男優賞・音響賞・編集賞 ●2014年ゴールデングローブ賞 助演男優賞 ●2014年全米批評家協会賞 助演男優賞 監督=デイミアン・チャゼル 主演=マイルズ・テラー J・K・シモ...
  • 2015/07/04 17:05

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