スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

海にかかる霧




海にかかる霧

何?この異様なまでのリアルさは。むせ返るような匂いがまだ離れない。また凄いものを観てしまったという満足感と虚脱感。物語も俳優もロケーションもすべてが、たった今観てきたかのようにくっきりと頭に残っている。実話をもとにした舞台劇の映画化だという。不況で自分の船を維持することが難しくなった船長は、ついに違法である中国人の密航を引き受ける。天候や様々なタイミングの悪さが重なり、ある大変な事件が船内で起きてしまう。想像もつかない窮地に陥った時、人はどんな風に狂気に走るのか、そうなってしまう人たちとそうでない人たちとの違いは何なのか。倫理が崩壊する瞬間に背筋が寒くなる。「彼ら」は助かるのか、船はどうなるのか、もの凄い圧迫感。何とか生き延びてほしいと必死で願う。目を覆いたいのに目が離せない、韓国映画の醍醐味だ。クライマックスの船長の姿を見ているだけで泣けてくる。ああ、なんて役者なんだろう。キム・ユンソク。また彼を見たい。ドンシクを演じたユチョンも凄まじい。元アイドルだろうと何だろうと捨て身なのだ。貧しい市井の人々の業を描ききった脚本が素晴らしい。さすが、「殺人の追憶」のスタッフ。

★★★★

2015-23
関連記事
スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://innbythesea.blog135.fc2.com/tb.php/383-3d26d5f3

Comment

Post Your Comment

コメント登録フォーム
公開設定

Utility

Profile

ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。
プロフィールの写真は、
大好きなヒッチコックの映画
「フレンジー」のキャラクター、
モニカ女史。
めがねがクールです!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。