バードマン あるいは(無知がもたらす 予期せぬ奇跡)




バードマン あるいは(無知がもたらす 予期せぬ奇跡)

混沌としたショウビズ界や劇場の裏側を、個性溢れる演技陣、恐ろしいまでに独特なカメラワーク、心を盛り立てる素晴らしい音楽でみせてくれるパッション全開な作品。お芝居好きにはたまらないひとつの舞台が出来上がるまでの工程や、役者の葛藤の凄まじさがリアル。その一方、主人公リーガンの持つある能力というファンタジーな部分と彼の想像の部分との混在を、私的に物語としてまとめるのが難しくしっくりと収めることができなかったのも確か。経過する日にちの咀嚼がうまく出来なかったせいもある。マイケル・キートンは私には存在の大きな俳優で、「パシフィック・ハイツ」「マイライフ」「絶対絶命」のストイックな彼が大好き。もちろんこの作品でも鬼気迫る演技。加えてエドワード・ノートンのいつもの怪演、ナオミ・ワッツ、エマ・ストーン、リンゼイ・ダンカンの存在感も素晴らしい。ゆえにそんな役者たちがさらっと凌ぎを削り合うひとつひとつのシークエンスは見ごたえ充分で心に残る。ブロードウェイ界隈の熱気、劇場の雰囲気は本当に素敵。

★★★☆

2015-22
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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
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