ソロモンの偽証




ソロモンの偽証 後篇

結末予想できてしまうかもです。
これから観る方はご注意を。

2015⑳
宮部みゆきファンではありますが、原作は未読。前篇で、丁寧に描きこまれた事件のあらましと、まつわる人々の機微に惹き込まれ、後篇の公開を心待ちにしていました。柏木くんの死の真相、樹里ちゃんとマツコちゃんに何があったのか、大出くんに改俊はあるのか、様々なことを期待しながら、実在するかのようにリアリティ溢れる中学生たちの動向に期待。主演の藤野涼子ちゃんの無二の優等生キャラに圧倒される。彼女のための映画と言ってもいいほど、その清廉で無垢な姿が心に残っています。おそらく、クライマックスは津川雅彦さん演じる電気屋の主人の証言の下りだったのではないだろうかと思います。その証言で少なからず衝撃を受けるはずだったのかもしれないのですが、それは残念ながらとても軽いものでした。真実を知ってから渇望するのは、柏木くんが本当はどんな少年だったのか、ということ。なぜ彼はあんなゲームを仕掛け、あんな行動に出たのか。その人となりや内面は、軽く描写されてはいたもはのの、神原くんに対しての言動や刹那的な最期を納得させてくれるものではありませんでした。また、柏木くんの演技からもそれほどの闇が感じ取れなかったのです。他の主要な生徒たちはかなり時間をさいて描写されていたように思えただけにバランスの悪さを激しく感じてしまいました。かなり残念。ともあれ、この時代に、いい意味でアナログ感あふれる真摯なドラマを味わったのは久しぶり。ミステリでありながら、昔大好きだった「中学生日記」を思い出して涙しました。演じた子どもたちの今後の活躍が楽しみでもあります。

★★★

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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。
プロフィールの写真は、
大好きなヒッチコックの映画
「フレンジー」のキャラクター、
モニカ女史。
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