⑯ 博士と彼女のセオリー




博士と彼女のセオリー

あまりにも有名な物理学者、ホーキング博士とそのパートナー、ジェーンの半生。
もちろんその存在こそは知っていたけれど、ほとんど二人について詳細は何も知らなかったので、本当に驚きの連続だった。博士の余命宣告のことも、結婚のことも、子供のことも、現在の二人のことも。
私のように何も知らない人に、ぜひこの映画の二人のことを知ってほしい。
私には彼らの生き方がとても瑞々しく輝いて映った。
画面でみる以上に大変な日常だったこと容易に想像できるが、二人は恋をし、悩み、傷つき、本物の人生を今も生きている。
難病に侵され、話すこともままならなくなった博士が、講演会場で聴講生の落としたボールペンを拾うことを想像しているシーンがある。
これは私の大好きな韓国映画「オアシス」でも脳性麻痺のヒロインを描くときに使われた演出で、本当に私はこういうシークエンスに弱い。
ただ、それまでにかなりの涙を消費してしまっていたので、それほどここで泣くことはなかったのだが。
本作でアカデミー主演男優賞を受賞したエディ・レドメイン演じる、普通に生活をしていた頃のホーキンス博士が本当に素敵。
理論式を黒板に無心で書き続ける姿の美しさに打たれた。
もちろん、その後の車椅子の彼もチャーミング。
ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズの芯の通った聡明なキャラクターも素晴らしい。
working titleの作品は監督が違っても、テイスト同じに感じるのはなぜだろう。
イギリスの風土と文化と緑が色濃く感じられるのも今作に魅力を感じた一因。

★★★★

2015年⑯
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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
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モニカ女史。
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