① 暮れ逢い




ルコント作品が大好きです。
「タンデム」「髪結いの亭主」
「仕立屋の恋」「列車に乗った男」
どれも思い出すと胸がしめつけられる。
そんなルコント監督がひっさびさに恋愛映画を撮った!
どうしたって期待してしまいます。

しかし!
切なさが足りない!
余韻が残らない、ラストで泣けない‥‥
全然悪くないんです。
レベッカ・ホールの自然な美しさも、
リチャードくんの青年っぷりも。
大好きなリックマンのさすがの佇まいも。
退屈もしないし、先行きも気になるし。
でも、これ、ルコント?って。
なんだろ、このひとごとな感じ。
鑑賞中にもずっと分析していたのですが、
どうしてもリチャードくんにはまれない。
彼の心に寄り添えない。
というのも、ルコント作品を観る時の私は、いつもヒロインではなく主人公の中年男性になりきっているのです。
やっぱりリチャードくんじゃダメだったのです。
なんか未来もあるし、もててるし!
余裕ある感じだし。
あと、シャーロットが彼を待ってる時間も、あまり哀しみ伝わらなくて。
肝心のラストも、あっそ!よかったね!みたいな。
そんなわけで、私的には少し残念な結果だったのですが、
やっぱり自分は孤独な中年に弱い、その目線が大好きなんだってことを再確認できたのでまあよかったです‥‥
あ、シャーロットのドレスやアクセサリーがどれもこれも素敵でうっとり。

満足度 ★★★
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ジル

takさん、真面目な映画ファンへのturn backイイね!笑。
なぜならtakさんの映画感想が大好きだから。
そして数少ないblog友のお一人だから。
この映画、ご覧になられてうれしいです。
誰かと語りたかった!
どうしたんだろね、本当に切なさが足りなくて・・・
今までのルコントとは明らかにテイストが違う。
役者かな?とも思います。
もしこの役をジェームズ・マカヴオイあたりがやってたら?とも。
私は孤独なオジサマが大好きなので、
若い主人公に感情移入できないのかな、と思ったりもしましたが、
takさんもそうでホッとしました。なんのこっちゃ。
あ~、「髪結い」がまた見たくなっちゃった~。
次作に期待しましょうか!
  • URL
  • 2015/11/23 23:58

tak

2015年も終わりが近づいて、やっと真面目な映画ファンに戻ろうという気になりまして(遅い)。大好きだったパトリス・ルコント監督作ということで、観てみました。
ジルさんがおっしゃる通り、切なさが足りない!「髪結いの亭主」の喪失感、「仕立屋の恋」の切ない片想い、「歓楽通り」の一方的な愛情。あの胸にずきーんとくるあの感覚はどこへ?と言うのが正直な感想です。
思うに、主人公の目線が映像に少ないから?。触れられる距離なのに触れられない切なさこそ、恋愛映画の距離感。階段を上がる奥さんの背中や、劇場で背後から見つめる場面こそあれど、全然カメラがフェチじゃなくて彼が見つめてるって感じがしない(「イヴォンヌの香り」が大好きだからそうで思うのかも?)。ずっと二人で作ってたジグソーパズルのピースだって、いい小道具になりそうでならない。やっぱり、おっさんの片恋こそがルコント先生の真骨頂なのかなぁ。
  • URL
  • 2015/11/23 17:43
  • Edit

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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。
プロフィールの写真は、
大好きなヒッチコックの映画
「フレンジー」のキャラクター、
モニカ女史。
めがねがクールです!