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30 「紙の月」



美人銀行員の横領事件、
決して目新しい題材ではないのだけれど、
やっぱり面白かった。
特に終盤、事件が発覚するまでのくだりは、
わかっていてもハラハラしました。
大がかりなものではなく、
ちょっとした小細工とか偽装の手口、窓口内の事務の様子、人事問題などなど、
身近に感じられて興味津々。
宮沢りえ嬢はどんなに質素にしてても、
ちょっとやつれた感じあっても、綺麗。
美人でも、仕事が順調で周りからの信頼厚くても、
心の隙間ってあるもの。
りえ嬢って私から見ると、どんなに微笑んでいても何かものすごい緊張感に満ちている人なんですよね。
その雰囲気が今回の役にとても活かされている気がします。
しかし、劇中何度か挿入される、ヒロインの昔のエピソードにものすごい違和感。
別人が撮っているかのようにそこだけ物語の空気が変わる。
すべての説明とも取れるそのくだり、いらなかったなあ。
そこなかったらもっと違う作品になっていたかもと思えるほど。
ラストも含め、残念。
あと、小林聡美さんの存在感と説得力、やっぱり素敵。
大島優子嬢の「ありがち」感も相当なもの、
女優としての彼女は好きです。
池松壮亮くんも相変わらず飛ばしてます。
鈍感でデリカシーのない旦那には本当にイラッときたし、
井上次長のズラの小ネタも楽しかった。
通報される前にヒロインが取った行動は、ちょっと意外でびっくりしました。


満足度 ★★★☆


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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。
プロフィールの写真は、
大好きなヒッチコックの映画
「フレンジー」のキャラクター、
モニカ女史。
めがねがクールです!

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