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⑤ 小さいおうち




直木賞受賞の原作も読んでおり、ミステリとしての妙味よりも、
第2次世界大戦突入直前の幸せだった東京のプチブルジョアな人々の暮らしが好きだった。

続きは下の【continue】より。
結末に触れています。






貧しい田舎の実家からやって来て、かわいらしく夢のような赤い屋根のおうちで、
美しく賢い奥様に仕えながら暮らすタキちゃんは、
その頃どんなに幸せだっただろう。
もっともっとタキちゃんと奥様のふれあいや暮らしぶりを見たかった。
その後に訪れる奥様の苦悩、戦争、当事者たちの行く末、
たくさん描かなければいけないことがあるので仕方がないが、
私の好きだった昭和の中流階級家庭の細やかな家事の描写が控えめだったのが残念。
また松奥様もどこか表面的な演技、
タキちゃんへの優しさも、板倉への恋慕も唐突な感じ。
黒木タキちゃんはよかったが、
老年の倍賞タキちゃんと雰囲気が重ならない。
吉岡くんの板倉はまったく私のイメージではなく、
入り込めなかった大きな要因はそこにもあった気がする。
彼の存在がぼんやりしているため、奥様との関係が薄く思えた。
2時間強という時間の中で、原作の世界観をすべて描ききるのは無理な話。
原作を読んでいなかったら、それぞれへの思いがない分、
もう少し楽しめたとは思う。
登場人物が多く、それぞれ名のある人たちなので見ごたえはある。
ただそのせいで、小さいおうちでの出来事が自分の中で散漫になってしまった。
とても丁寧に作られた佳作であることは間違いないのだけれど。





ジルの満足度 ★★★


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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。
プロフィールの写真は、
大好きなヒッチコックの映画
「フレンジー」のキャラクター、
モニカ女史。
めがねがクールです!

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