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ミッドナイト・イン・パリ  ⑨

paris


悩み多き作家ギルが、自分の愛する1920年代のパリにタイムスリップ、
そこで時代を彩る数々の著名芸術家達と出会い、
友好を深め、恋をする・・・
こんな有り得ない夢のような設定なのに、
ウディ・アレンが撮っているという事実と、
絶妙なキャスティングでまったく陳腐な作品になっていないのがすごい。
名作「カイロの紫のバラ」のように面倒くさい説明はいっさいなく、
とにかくある時間にどこからか現れる車に乗ると、
「その世界」に行けるのだからうらやましいことこの上ない。
フィッツジェラルド夫妻、コール・ポーター、ヘミングウェイ、
特に詳しくはなくても相当のビッグネームなので、
何となくワクワクしてしまう。
ピカソとダリ、マン・レイなどは本物にかなり似ていて、
(特にエイドリアン・ブロディのダリ!)
思わず笑ってしまう。
さらに19世紀後半にタイムスリップして、
ロートレック、ゴーギャン、ドガとも出会ったり。
1920年代を生きるピカソの愛人はその時代に憧れるが、
ベルエポックの時代のアーティストたちは、
ルネッサンスの時代が最高なのだと一様に声を揃え、
誰もが過去の偉大な時代に焦がれながら生きている。
特に創作の中に身を置く人たちはそうなのかもしれない。
結局、作家は現実に戻り、新しい恋の訪れを予感させるエンディング。
まさしくアレン自身を投影させたこの作家の立ち位置、
私の大好きなオーウェン・ウィルソンは何の違和感もなく、
この役をさらりと演じてくれた。
冒頭のエッフェル塔、凱旋門、ムーラン・ルージュなどのショット、
ラストシーンのセーヌ河沿いの散歩道、
ただただ美しい街パリをストレートに見せてもらえたのも嬉しい。



満足度  ★★★☆




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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。
プロフィールの写真は、
大好きなヒッチコックの映画
「フレンジー」のキャラクター、
モニカ女史。
めがねがクールです!

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