「グレイテスト・ショーマン」「エターナル」




2月に観た映画 残りパート②

「グレイテスト・ショーマン」

ミュージカル映画は大好きなので、常に期待を持って、受け入れ体制万全で望みます。
ほとんどがストーリー大味で違和感満載だし、史実の美化なんて当たり前、ファンはそんなのは承知の上でその世界に浸るわけですけれど、私の場合何度もリピートする作品の決め手はやっぱり楽曲なんです。
多少お話が破綻してても、暗くても、逆に能天気でも、チープでも、人がたくさん死んでも、琴線に触れる何度でも聴きたい曲が存在すれば可能な限り観てしまいます。
この大人気作品、敬愛するヒューたま主演のオリジナルミュージカルということで、期待値上げすぎたのもあるんですけど、自分好みの曲が残念なことになかったのです。
ヒューの決めポーズから入るオープニングでワクワクして、これはいける!と、その後の幼少期のエピソードも、王道ね!と掴みはOKだったのですが、その後続かなかった。
This is meのキアラ・セトルの熱唱はエキサイティングだったし(特にアカデミー賞でのアクトは圧巻でした)、居場所を見つけたサーカスの仲間たちの喜びには胸が熱くなりました。
バーカウンターや空中ブランコの超絶パフォーマンスも、ゼンデイヤの完璧なプロポーションにもクラクラ、歌姫レベッカ嬢の凛としたステージも素敵だったのですが、ストレート過ぎるメロディラインはどれも残らず。
もっとサーカスの皆の個別のパフォーマンスも観たかった。
細かいことは気にしないと言いつつも、最終的には私自身もバーナムの成功後の行動には反旗を翻してしまいました。
歌姫も勘違いするし、家族は泣くよ、でもってサーカスの皆はどないするねん、と。
個人的には乗り切れなかったのですが、素晴らしいミュージカル作品であることは間違いないと思います。
苦手だった「ミス・サイゴン」も、何度か劇場に通う内にホリックになってしまったという前歴があるので、ある日突然好きになる可能性は大です。
そうなったら嬉しい。

「エターナル」

ビョンホン・ファンの友達に誘われて、「映画史上に残る衝撃のラスト」なるキャッチコピーに不穏なものを感じながらの鑑賞。
勤務する証券会社の破綻の責任を取り辞職、うちひしがれ酒に溺れるビョンホン演じるジェフン。
シドニーで暮らす妻と息子を訪ねますが、彼女と隣家に住む男性との間に親密さを感じた彼は、しばらく離れて様子を見守ることに。
予告の段階で、もしやこれって?と予想しておりましたが、的中でした。
おそらく大多数の観客が途中でそのプロットには気がつくことでしょう。
あの映画やあの映画が思い起こされ、気抜けしてしまうかもしれません。
ですがそうなると、その角度からの鑑賞がなかなか面白い。
様々な伏線、彼の佇まいや行動、町で知り合った韓国女性、犬、とオチを裏付けながら観ていくのです。
わかってしまった落胆よりも、家族のなり行きが気になる上に、丁寧な描写と静謐な画面がとても染みてくる。
名作「イルマーレ」に通じる、私の好きな美しい韓国映画のジャンルでした。
「衝撃」では全然なかったのですが、なかなかに切ない愁いのあるラスト、ビョンホンの抑えた演技も含め、好きな作品となりました。
「Single Rider」という原題もいいな。
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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
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映画や舞台やドラマを観ることが
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