Dearダニー 君へのうた



Dearダニー 君へのうた

アル・パチーノの新作というだけでも嬉しいのに、歌って躍る姿が見られるなんて!
今回彼は落ち目の国民的歌手ダニー・コリンズに扮します。
冒頭、ノスタルジックな70年代のセットと一瞬映る若いダニーにドキリとする。
あれは誰が演じてたのでしょうか、とても心に残るワンショットでした。
そして現在の、アルコールとドラッグにまみれたドニー。
ああ、アル・パチーノです。
確かに歌って、ちょっと踊ってもくれましたが、やっぱりいつものアル様でした。
佇まいが普通じゃない。一挙手一投足に惹きつけられます。
マンネリ停滞自暴自棄丸出しのドニーが、ジョン・レノンからの手紙を数十年の時を経て、初めて読むシーンは白眉。
流れるイマジンとドニーの大きな瞳に溢れる回顧の光に胸が熱くなります。
ダメ男の心に去来する青春を垣間見た、ここが一番泣けました。
その後の彼の変化、家族との再会など、ひとり勝手な部分も否めませんが、憎めない。
破天荒な金銭感覚も楽しい。
アネット・ベニングはじめ、他の役者もみんなうまいから飽きない。
実話を下にしているこの物語、彼が演じることでまったく別のものになっているとは思いますが、
アル・パチーノを味わい、レノンの優しさと影響力に触れ、
いろんな人生に心を打たれます。
途中出てくる昔のアルとクリストファー・プラマーの写真など、
ちょっとした演出や小物まで気が効いていて、観てよかったなと素直に思える作品でした。

★★★★

2015-50
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エルトンと私



カーニバルの後の静寂‥‥
家で昨日のステージを反芻しながらひとり黄昏れています。
私が一番好きなアルバムはこれ、
「Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy 」
大ヒット曲は収録されていないものの、盟友バーニー・トーピンとエルトンの世界が詰まった絵本のようなアルバム。

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歌詞の載ってるブックレットが、コラージュの見本のような美しさで素晴らしくて、宝物。

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そして今気がついたのですが、このアルバムの録音メンバーから、今回のツアーに二人も参加しているのです。
ギターのデイビー・ジョンストンとドラムスのナイジェル・オルソン‥‥やっぱり行ってよかった!
二人とも別人のように歳を重ねていたけど、今がかっこいいの。
なんて素敵なことでしょう。

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大好きな映画「フレンズ」の音楽もエルトン。
これから久しぶりに聴きます

Elton John & His band 2015 @横浜アリーナ

  • 2015/11/18 23:29
  • Category: 日常


横浜アリーナ!
エルトン・ジョン!
雨だからごった返してます。
撮影禁止なんてなんのその、
みんな世界遺産に来たみたいに
撮りまくってます。笑。
めっちゃステージ近し、
楽しみ!

でもって、終わりました・・・
帰りました‥‥
今年一番のイベントが終わったとです‥‥
素晴らしいステージだっただけに、
淋しい。

覚えてる曲ラインナップ‥‥
(順番うろ覚え)

Funeral for a Friend/Love Lies Bleeding
オープニング!
Bennie&Jets
すぐわかるビアノのイントロ、泣いたー
Candle in the Wind
All the Girls Love Alice
Levon
Tiny Dancer
Goodbye YellowBrick Road
エルトンの一生を描いたアニメとともに。
号泣Part1
Believe
Daniel
I Guess That's Why They Call It The Blues
Sad Song
The one
Your song
やっぱりいい!
Philadelphia Freedom
Don't Let The Sun Go Down On Me
号泣Part2!
The Bitch Is Back
Sorry Seems To Be The Hardest Word
号泣Part3!
Im still standing
白熱!
Rocketman
Saturday Night's Alright for Fighting
アンコールはCrocodile Rock

巨匠の集大成ライブだったのでしょうか、
初期アルバム「黄昏のレンガ路」からの曲が多かったなあ。
バンドの皆さん(スーツにタイ!)もオーディエンスも年齢層高めで質の良い空気が流れ、美しく盛り上がった2時間半でした。
歌声、ピアノ、力強くて全然変わってないよ。
エルトン、どんだけ持ってるんだろ、偉大すぎる!

ヴィンセントが教えてくれたこと



ヴィンセントが教えてくれたこと

ビル・マーレイが大好きなんです。
やはり始まりは「ゴースト・バスターズ」だったのかな。
「おつむてんてんクリニック」とか「恋はデジャブ」のような純正コメディの彼が一番嬉しいのですが、
少しシリアス目の巨匠の作品でも、飄々とした自分の持ち味をそこに吹き込み、
不思議な可笑しみをもたらしてくれるのです。
自身が湛えるペーソスがどの作品からも薫ってきます。
この映画でもそうでした。
酒とギャンブル三昧の自堕落な老人ヴィンセントの本当の姿が、
隣に越してきた少年オリバーとの触れ合いで徐々に明らかになっていく様子が自然に描かれます。
だらしないだけに見えるダメ男が抱える愛を知ったとき、
なぜこんなに切なく愛おしい気持ちになるのでしょうか。
誰でも誰かの聖人になれる‥‥オリバーのスピーチにも泣きました。
ラスト、カセット型のウォークマンを聴きながらタバコをくわえ、
水撒きをするヴィンセントの姿が忘れられません。
やっぱり ビル・マーレイ、最高!

★★★☆

2015-49

昨晩お会いしましょう 松任谷由実



『昨晩お会いしましょう』1981年
松任谷由実

11月になるとこのジャケット。
あまたあるユーミンの名作ジャケットの中でも1、2を争うお気に入り。
どうでしょう、この寂寥感、荒涼感。
見てるだけで泣けてきますね?
トレンチコート着たくなりましたね?
イギリスのプロダクションのデザインで、候補に上がっていたもう1枚は、
ピンク・フロイドの「時空の舞踏」に採用されたといういわくつき。
そういえばテイストが似ている。

「カンナ8号線」は心の1曲。
「夕闇をひとり」で滂沱。
晩秋に必聴の1枚。

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ジル

Author:ジル
ジルです。
8年前から続けていた日記を引越し。
2011年からの記事をこちらに
移動しました。
映画や舞台やドラマを観ることが
大好きです。
プロフィールの写真は、
大好きなヒッチコックの映画
「フレンジー」のキャラクター、
モニカ女史。
めがねがクールです!